北海道新聞に連載の小説「札幌誕生」有珠・バチラー八重子さんの幼少期の生家の場所
7月5日から連載小説「札幌誕生」 作・門井慶喜 画・佐久間真人:北海道新聞デジタル (hokkaido-np.co.jp)
昨年、7月から北海道新聞の連載小説
「札幌誕生」が始まりました。
1話目は、開拓判官で島義勇が主人公に。
12月17日の
136話目からは、有珠のバチラー八重子さんの
視線で物語が描かれています。
本人が箱庭と呼んでいた、美しい有珠の入江は
今も残っています。
新聞に有珠のことが紹介されることはとても稀です。
ほとんどは、有珠山の噴火のニュースです。
小説という形で、有珠が紹介されることにとても
感激して読んでいます。
まるで、当時の有珠にいるような錯覚を覚える見事
な描写に驚いています。
本日は、
八重子さんが住んでいた土地が、なぜか取り上げられ
てしまうというお話しでした。
八重子さんの父、モコチャロは有珠の有力者で
その土地は本当はモコチャロのものだったのでは
ないかと思います。
モコチャロの和名 向井富蔵は広い土地が彼の
領地で、現在の有珠の地名で向有珠町は向井富蔵
の土地だったことから名付けられていると思います。
有珠バカンス村プロジェクトがクラウドファンディング
で購入した、有珠の遊歩道もその昔の住所は向有珠町
とよばれていました。
無残にも取り壊されたチセがあった場所は、その遊歩道の
少し先だったそうです。
たしかに今は、ただの空間です。
ここからの景色は本当に美しい。
こんな自然豊かな場所で、八重子さんは生まれ育ち、
素晴らしい歌を残しています。
北海道の人にはなじみが少ない八重子さんですが、
全国的には、とても有名な歌人です。
有珠に、資料館ができると嬉しいですね。
伊達市の有志の方々が、八重子さんの歌を石碑にし
有珠のいくつかの場所で詠むことができます。
北海道新聞に連載の小説「札幌誕生」はデジタル版でも読むことが
出来ます。とても興味深い歴史小説でもある札幌誕生、今後の展開
が楽しみです。
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